人間同様、犬も歯磨きが大切です!
犬は歯垢から歯石になるのが3~5日程なので、人間より歯石になるのが早いと言われています。
歯磨きせずにいると、歯周病になり口臭の悪化や内臓疾患の原因にもなります。
歯周病予防の一番効果的な方法は歯磨きですが、歯ブラシに慣れてない場合は歯磨きガムから始めるのがオススメ!
今回は、歯磨きガムの効果や正しい与え方について調べました。
歯磨きガムの3つの効果
歯磨きガムを噛むことで、主に3つの効果が期待できます。
まず1つ目は、歯垢を落として歯をキレイにする効果です。
犬の歯は歯垢がつきやすく歯石になるのが早いので、毎日オーラルケアするのがオススメです。
2つ目は、口臭予防効果です。
歯磨きガムを噛むと、歯の汚れが落ちてその結果口臭を軽減することにも繋がります。
そして3つ目が、噛むことでストレス解消になることです。
柔らかいガムだとすぐ食べて無くなってしまいますが、硬めのガムだとよく噛むことでワンちゃんのストレス解消になります。
歯磨きガムだけでOK?それともNG?
犬のオーラルケアとして、歯磨きガムだけ与えておけばOKと勘違いしている飼い主さんがいますが、これは間違いです。
歯垢は、歯磨きガムだけでは取り切れません。
ガムを噛んで当たった箇所はキレイになりますが、歯と歯の間や奥の方の歯の汚れまでは落とせないからです。
基本的には、歯ブラシなどを使っての歯磨きが一番効果的で、あくまでも歯磨きガムは補助的なケアになります。
そして、歯磨きガムを与える時は、肥満や消化不良を防ぐためにも1日1本が目安です。
犬用ガムは危険?愛犬に合ったガムを選ぼう
愛犬に合わない犬用ガムを与えると、取り返しのつかないことになる可能性があります。
歯が折れたりまたは欠けたり、消化不良による腸閉塞を引き起こしてしまったり、喉に詰まって窒息してしまったりなど、実際にガムによる事故が起きています。
愛犬に合う歯磨きガムは、以下の3つのポイントに気を付けて選びましょう。
①硬すぎず柔らかすぎないガムを選ぶ(弾力性があり歯に食い込みやすいもの)
②愛犬に合うサイズを選ぶ(飼い主が手で持てる長さのもの)
③愛犬好みの味のものを選ぶ(好んで噛んでくれるもの)
歯磨きガムの正しい与え方
ワンちゃんは、飲み込めるサイズになったら丸吞みしてしまう習性があります。
ガムを噛む回数が少ないと、十分な歯磨き効果が得られないうえに、丸呑みすることで消化にも悪いので体に負担がかかってしまいます。
歯磨きガムを与えている時は目を離さないことと、飼い主が手でガムを持って与えることが大切です。
ワンちゃんは基本的に同じ歯ばかりで噛む癖があるので、飼い主がガムを動かしながら色んな歯で噛ませるようにしてください。
まとめ
ワンちゃんのオーラルケアについて、あくまでも歯磨きガムは補助として、基本は歯ブラシなどによる歯磨きが大切だとお分かりいただけましたでしょうか。
歯磨きを嫌がるワンちゃんが多いので、子犬の頃から歯ブラシに慣らしておいたり、口を触られることに抵抗しないよう慣らしておくことが大切です。
歯周病になってしまうと、口臭だけでなく歯周病菌が血液に混ざって心臓や腎臓まで回り、心不全や腎不全になることも。
歯が抜けたりボロボロになるだけでなく、重症化すると頬に穴が空いてしまうこともあるので、しっかりオーラルケアを行うことをオススメします。
そして、併せて定期的に獣医さんで口の健康チェックをしてもらうとベストです!
歯磨きガムを活用して、いつまでも健康な歯をキープしてあげたいですね。