「愛犬にできるだけ長生きしてもらいたい」
「病気せず健康に過ごして欲しい」
これらは、ほとんどの飼い主さんが望んでいることです。
飼い主さんが愛犬の健康のためにできることの一つが、良質なドッグフードを選んであげることです。
ですが、最近は様々な種類のドッグフードが販売されていて、どれを選べばいいか分からない…という飼い主さんも少なくありません。
そんな方は、ドッグフードを手作りしてみてはいかがでしょうか?
人間が食べるものと違って、ワンちゃんのご飯は意外と簡単です!
オススメ食材やNG食材、基本の簡単レシピなどをご紹介しますのでぜひ参考にしてください。
手作りドッグフードのメリット&デメリットについて
手作りドッグフードはいい点と気をつけたい点があるので、事前に把握して対策を考えておくと安心です。
メリットとしては、
食いつきがいい
自分で作るので何を食べているのか完全に把握できる
保存料などの添加物が入っていないので、安心して与えられる(食物アレルギーが気になるワンちゃんでも安心)
水分が多いので、脱水症対策になる
一方でデメリットは、
毎日手作りするとなると手間がかかり、お金もかかる
栄養バランスが偏りやすい
水分量が多い分、歯垢がつきやすい
手作りドッグフードは使う食材によって栄養が変わるので、毎日作る場合は栄養バランスを考えるようにしてください。
また、手作りフードは歯垢がつきやすいので、毎日歯磨きガムや歯ブラシでオーラルケアすることが大切です。
なお、味付けですがワンちゃんは特に何もしなくてもOKですが、時々少量の塩を入れて塩分補給するのもOKですし、出汁も使えるそうです。
オススメ食材とNG食材について
ワンちゃんが食べられるものはというと、
野菜や果物(キャベツ、ニンジン、トマト、ブロッコリー、ジャガイモ、大根、レタス、リンゴ、イチゴ、バナナ、スイカなど)
肉や魚介(鮭、たら、鯛、牛肉、豚肉、鶏肉など)
あとは、白米、豆腐、納豆、ヨーグルトなども食べられます。
こう見ると、ワンちゃんはほとんどのものを食べられそうですが、絶対に食べさせてはいけないNG食材があります。
それは、ネギ、ニラ、ニンニク、玉ねぎ、ブドウ、レーズン、アボカド、イカ、タコ、カニ、エビ、チョコレート、コーヒー、ナッツ類、キシリトール、アルコール類などです。
また、調味料が使われているスナック菓子などもNGです。
最悪の場合、中毒になり命に関わるので気をつけましょう。
犬が食べられる食材は意外と多いので、NG食材をきちんと覚えておくと手作りフードレシピを考えやすくなるのではないでしょうか。
基本の手作りレシピをご紹介!
手作りご飯だからといって、そこまで身構える必要はありません。
今回ご紹介する基本レシピを元に、食材を変えながら栄養バランスの取れたご飯を作ってあげてください!
ポイントは、肉or魚:野菜:炭水化物を、1:1:1の割合で作ることです。
例えば、鶏のささみと野菜3種類を水で煮て、白ご飯の上に汁ごとかけたら出来上がりです。
コツさえつかめれば、誰でもカンタンに作れますよ。
なお、食材は愛犬に合わせて細かく切ってあげると、食べやすくて消化もよくオススメです。
子犬やシニア犬に手作りごはんをあげるときの注意点
成犬に手作りフードをあげる時は、NG食材とアレルギーさえ気を付ければあまり神経質にならなくてもいいのですが、子犬やシニア犬にあげる時は注意する点がいくつかあります。
まず子犬の場合、成長期なので成犬のおよそ2倍の栄養が必要と言われています。
子犬に手作りフードをあげるのは、様々な栄養を摂らなければならないのでかなり難易度が高く、知識も必要です。
どうしても手作りがいい場合は、専門家に相談してレシピを考えたり、市販のパピー用ドッグフードに食材をトッピングする形をオススメします。
次にシニア犬についてですが、シニア犬は寝ることが増え成犬期に比べて運動量も少なくなるので、栄養を摂りすぎて肥満になるケースが多いです。
なので、ささみや白身魚などの高たんぱく&低脂肪の食材がオススメです。
また、歯がない子や噛む力が弱い子も多いので、豆腐やヨーグルトなどの食べやすい食材を積極的に使うとよいでしょう。
まとめ
手作りフードを作ってあげたいけれど、栄養バランスも心配だし、毎日作るのは大変そうだと、なかなか実践できない飼い主さんもいらっしゃると思います。
始めから全てを手作りにするのは大変なので、まずは市販のドッグフードにささみをトッピングするなど、できることから始めてみてはいかがでしょうか。
大切なのは、飼い主さんが無理なく続けられることです。
愛犬の健康のためにも、栄養バランスの取れた愛情たっぷりの手作りごはんを作ってあげてくださいね。