牛皮ガムというと、硬くて成犬が食べるイメージですが、子犬が食べられるタイプもあります。
子犬は色々なことに興味があるので、噛んで確かめたり、乳歯から永久歯に変わる時は歯痒くて何かを噛みたがる習性があるので、そんな時にはガムがピッタリです。
ただし、成犬用のガムだと硬すぎて歯が折れたり、口の中が傷つく恐れがあるので、購入する時はパッケージをよく確認して、対象年齢が合っているものを選ぶようにしてください。
今回は、子犬用の牛皮ガムについて、正しい与え方やオススメ商品をご紹介します!
子犬用ガムの選び方とは?5つのポイントをおさえよう
そもそも犬がガムを噛むことは、歯に付着した歯垢を落とす、汚れを落とし唾液の分泌を促して口臭を軽減する、歯ブラシ前の練習になる、などの効果が期待できます。
子犬用のガムは、たいてい生後3ヶ月から食べられるようになっているものが多いですが、選ぶときに気を付けるべきポイントが5つあります。
①大きさや硬さ、形を確認する
誤って子犬に大きくて硬いガムを与えてしまうと、口の中が傷つく可能性があります。
子犬には、あまり長すぎず太すぎず柔らかめのガムがオススメです。
より歯磨き効果を高めたい場合は、牛皮などが配合された繊維状のガムだと、しっかり歯垢を落としてくれますよ。
②年齢に合ったものを選ぶ
子犬用のガムは、成長期なのでカロリー高めに作られています。
成犬になってもそのまま子犬用のガムを食べさせていると、カロリーの摂り過ぎで太ってしまう可能性があります。
なので、愛犬の年齢に合ったものを選ぶことが重要です。
③原材料を確認する
愛犬が毎日口にするものなので、どんなものが入っているかパッケージをよく確認しましょう。
中には、着色料や保存料などが入っていない無添加タイプがあるので、添加物が心配な方にオススメです。
また、アレルギー持ちのワンちゃんなら、低アレルゲン素材のものを選ぶようにしてください。
④愛犬の好みに合わせて選ぶ
歯磨きガムは毎日続けないと効果が出ないので、ワンちゃんが喜ぶ味や香りのガムを選んでください。
お肉系やミルク、サツマイモなど様々なテイストがありますが、お肉系はワンちゃんが食いつきやすいので、初めて食べさせるのには無難かもしれません。
⑤VOHC認定のガムを選ぶ
VOHCとは、アメリカ獣医歯科認定専門医による獣医口腔衛生委員会がテストをして、効果があると認定された商品のことです。
パッケージにこの認定マークがある場合、歯磨き効果の信頼度が高いのでガムを選ぶ時の指標にするとよいでしょう。
正しい与え方について
歯磨きガムの正しい与え方は、飼い主さんがガムを持ってワンちゃんの口に入れ、奥歯で噛ませます。
ワンちゃんは同じ歯で噛むクセがあり、それだと十分に歯磨きできないので、飼い主さんがガムを動かして色んな歯で噛ませるようにしてください。
また、ワンちゃんは歯垢がつきやすいので、1日に1回ガムを与えるようにしてくださいね。
なお、ガムだけでは十分に歯垢が取れないので、歯ブラシと併用することが大切です!
オススメの子犬用ガムを3つご紹介!
今回は、子犬にオススメの牛皮ガム3つをピックアップしてみました。
①チューデントベビー(ハーツ)
美味しくて長持ちする、柔らかめのガムです。
牛皮にしみ込んだチキンエキスで、食いつきはバツグン!
国産で保存料や着色料、香料などの添加物は使っていないので、安心して与えられます。
両端に切れ込みが入った形状なので、歯と歯の間に入り込み歯垢を落としてくれます。
チキン風味とヤギミルク風味の2種類あり、生後3ヶ月以降のワンちゃんが食べられます。
②ペットキス食後の歯みがきガム子犬用(ライオン)
獣医師と共同開発したガムで、ロープ状になっているので噛むことで歯に食い込んで汚れをからめ取ります。
ミルク味で、生後3~12ヶ月未満の子犬用です。
③なた豆ライスガムソフト(帝塚山バウンドカム)
牛皮とお米となた豆で作られたガムです。
人間用のなた豆を使い、牛皮は一度砕いてから再度形成してあるので消化にもよく、子犬から高齢犬まで安心して与えられます。
窒息や腸閉塞に注意!
ガムを与える上で気をつけたいのが、「丸呑み」です。
実際、過去にガムを丸呑みしてワンちゃんが窒息死してしまったという事例があります。
特に牛皮のガムは食いつきがいいので、大きいまま飲み込んでしまうワンちゃんも少なくないようです。
丸呑みを防ぐためには、ガムを与える時は必ず飼い主さんが手で持って様子を見ながらあげることです。
留守番させるのに暇だろうからとガムを置いて出かけたり、様子見をしないで食べさせることは絶対にやめましょう。
また、ガムを飲み込んだ後に下痢や食欲不振、嘔吐などの症状が現れた場合、胃や腸にガムが詰まってしまい最悪、開腹オペになる可能性があります。
子犬や高齢犬は消化不良を起こしやすいので、あまり硬いガムはあげないようにしてください。
まとめ
子犬用の牛皮ガムは、牛皮そのものというより牛皮を細かくして配合したものが多いという印象でした。
子犬用ガムのほとんどは柔らかめなので、安心して与えられるのではないでしょうか。
ただし、ガムばかりあげているとカロリーの摂りすぎになるので、代わりにオモチャを噛ませたり、適度な運動を心がけましょう。