ペットブームが始まって以降、様々なメーカーからペットフードが販売されるようになりました。
特に、ドッグフードは外国産をはじめ国産のものも種類が豊富で、どれを選べばよいか分からないという方もいると思います。
そこで今回は、ペットのことを知り尽くした獣医さんがおすすめするドッグフードを調査してみました。
市販で気軽に手に入るものから通販限定のものまで、獣医さん太鼓判のドッグフードをご紹介しますので、是非最後までご覧ください!
獣医師おすすめ!市販で買えるおすすめドッグフード3選
ペットショップやホームセンターなどの市販で買えるドッグフードは、比較的コスパが高く手を出しやすい価格帯のものが多い印象です。
実際に、獣医さんがおすすめする市販のドッグフードを3商品ご紹介します!
①ワイルドレシピ(超小型犬~小型犬の成犬用 チキン)
タンパク質を32%配合、穀物不使用、第一主原料に高品質なチキン生肉を使用、サーモンやひまわり油などの厳選自然素材を使用と、4つの特徴があります。
②シュプレモ(小型犬用 成犬用)
タンパク質を26%配合しており、リノール酸が豊富なひまわり油、αリノレン酸やポリフェノールが豊富な亜麻仁、食物繊維が豊富なオーツ麦、ビタミン&ミネラルが豊富な玄米が、バランス良く入っています。
また、健康&抵抗力の維持に配慮してトマトやブルーベリー、クランベリー、ザクロなどの新鮮な野菜や果実が配合されています。
③ウェルネス コア(成犬用)
主原料に白身魚を使用し、タンパク質34%以上の高たんぱく&低糖質フードです。
4種類の乳酸菌配合で、健康なお腹をサポートします。
酸化防止剤はローズマリー抽出物やスペアミント抽出物など、自然素材の成分を使用しているので安心。
グルコサミン&コンドロイチン配合で、腰と関節の健康維持に配慮、オメガ3脂肪酸配合で皮膚や毛の健康維持に配慮しています。
消化吸収がよくお腹に優しいおすすめフードはコレ!
ワンちゃんは本来、高たんぱくなご飯が望ましいとされていますが、高たんぱくフードだとお腹の調子が悪くなる子がいます。
また、腎臓に疾患を抱えている子は高たんぱくフードが合わなかったり、運動量が少ない子だと負担がかかりすぎてしまうので、ワンちゃんによっては消化吸収のよいフードの方がいい場合もあるのです。
ここでは、適度にタンパク質が入っていて消化吸収しやすく、お腹に優しいフードを2商品厳選してご紹介します!
①モグワン
累計販売数450万個を突破した、通販限定販売のドッグフードです。
ヒューマングレードの原材料を使用し、消化しにくい穀物の代わりにサツマイモやえんどう豆を配合した、体に優しいフードです。
脂質も少なめなので、運動量が少ない小型犬や室内犬にピッタリです。
②このこのごはん
保存料や酸化防止剤、人工添加物など不要な添加物は一切フリーなので、安心して与えられます。
低脂肪な動物性たんぱく質がたっぷり入っていて、健康な毛並みの維持、目元の健康維持、フン臭ケアなど健やかな生活をサポートしてくれます。
オイルコーティングされていないので、スムーズに消化吸収できます。
安心&安全なドッグフードの選び方とは?
以下の4つのポイントを押さえて、愛犬にピッタリのものを見つけてください!
①主原料が「質の良い動物性タンパク質」であること
ドッグフードのパッケージには、配合量が多い順番に原材料が記載されているので、一番始めに動物性たんぱく質である「チキン」や「サーモン」などが書かれているものを選ぶようにしてください。
その時に、「肉類」「チキンミール」「動物性脂肪」などと曖昧に書かれているものは、どんな肉が入っているか分からないので、明確に何の肉か記載されているドッグフードを選んでくださいね。
また、一番始めに小麦粉などの「穀類」が記載されているドッグフードがありますが、そのフードだと糖質の摂り過ぎになってしまうので気をつけましょう。
②適度に「糖質」が入っているものを選ぶ
ワンちゃんは、たんぱく質だけでなく炭水化物(糖質)も適度に摂取する必要があります。
目安としては、糖質配合量が40%未満のフードを選ぶのが望ましいでしょう。
市販で売っている安価なドッグフードには、かさ増しのために穀物や糖質がたくさん入っているものが多いそうです。
糖質の摂り過ぎは肥満に繋がり、動脈硬化や高血圧、糖尿病の原因となることもあるので注意が必要です。
また、穀物類が入っていないグレインフリーのフードについてですが、ドッグフードに含まれる炭水化物は消化しやすいよう加工されているので、穀物アレルギーを持っているワンちゃん以外は、そこまで神経質にならなくても大丈夫でしょう。
③アメリカをはじめとするペット先進国の栄養基準をクリアしていること
日本は、アメリカやヨーロッパなどに比べるとドッグフードに対する安全基準が低く、遅れをとっていると言われています。
アメリカの機関であるAAFCOや、ヨーロッパ団体が基準を定めているFEDIAFなどの栄養基準をクリアしているドッグフードなら、安心して与えることができるでしょう。
最近では、国産のドッグフードも増えてきていて、安くて買いやすいのが魅力ですが、外国産の高めのドッグフードは厳しい基準を満たしているので、愛犬に合うフードを色々探してみるのもいいかもしれません。
④どんな添加物が入っているかチェックする
ドッグフードには、食いつきをよくするためやフードの酸化を防ぐために「添加物」が入っていることが多いです。
中には、配合量が決まっていて、それ以上超えてしまうと健康を害する恐れがある添加物もあります。
添加物の種類や配合量は、ペットフード安全法で定められているので、そこまで過剰に心配する必要はありませんが、例えばビタミンCやローズマリー抽出物などの自然由来の酸化防止剤を使用しているフードや、無添加タイプのものなど、なるべく体に優しいものを選ぶことをオススメします。
療法食といえばロイヤルカナンとヒルズが強い!
今までご紹介してきたドッグフードは、あくまでも健康なワンちゃんに与える場合の話です。
もしも、愛犬が体調を崩して動物病院で療法食を処方してもらった場合、第一に病気を治すことが最優先になるので療法食を必ず与えてください。
動物病院でよく処方される代表的な療法食としては、ロイヤルカナンとヒルズが多く、どちらも長年の研究や開発、実績があるメーカーです。
これらの療法食は、特定の病気に対して原材料が調整されているので、飼い主さんの判断でフードを変えたり、途中で与えるのをやめないでください。
間違った使い方をすると、病気がより悪化したり栄養バランスが崩れることがあります。
治療が終わったら、獣医師の指示のもとで通常のフードに戻すようにしてくださいね。
まとめ
獣医さんおすすめのドッグフードをご紹介してきましたが、一番大切なのは愛犬がおいしそうに食べてくれて健康でいられることです。
どんなに高品質で高級なドッグフードを与えても、ワンちゃんに合わなければ意味がありません。
合うかどうかは実際に食べてみないと分かりませんが、原料をよく確認したり口コミを参考にしながら、愛犬にピッタリのドッグフードを見つけてあげてください!